「コーヒーは楽しい。おもしろい。」
たくさんの人に、もっとコーヒーに親しんでもらいたいという気持ちをこめて、お店で丁寧に自家焙煎しています。
直火式の焙煎機を使用して、時間をかけてじっくりと、コーヒー豆の個性を生かした味に仕上がるようにしています。
初心者の方でも気軽にコーヒーが楽しめるように、KINOではオリジナルブレンドを3種類ご用意しました。
ブレンドの名前、パッケージのデザインは、イラストレーターの後藤美月さん。
親しみやすくてかわいい名前とパッケージは、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
「あのね ブレンド」
「酸味の強いコーヒーが苦手」という声を聞いて、初心者の方でも飲みやすい深煎りのコーヒー豆をベースにブレンドしました。ミルクにも合うので、ブラックで飲めない方にもぴったりです。
「みどりの道 ブレンド」
ブラジルをベースに、コロンビア、モカ、マンデリンをブレンドしました。
ベーグルやお食事と一緒に楽しんで頂けるようなコーヒーに仕上がりました。
「あかい電車 ブレンド」
ガテマラの深煎りをベースに、パナマ、キリマンジャロ、ブラジルをブレンドしました。
甘いお菓子と一緒に飲むのにおすすめです。
ブレンドのほかに、産地別のストレートコーヒーを常時5種類以上ご用意していますので、おすすめやわからないことなど、お気軽にスタッフにお尋ねくださいね。
コーヒーギフト用に、オリジナルのラッピングペーパーを作りました
ちょっとレトロな、百貨店みたいな雰囲気でスタッフ一同とても気に入っています。
ギフトボックス(コーヒー豆100g×3個、200g×2個、200g×3個が入る、3種類のサイズ)もご用意していますので、ちょっとかしこまった贈り物や季節のご挨拶にもぴったりです。
*コーヒーの淹れかたについて*
KINOは、もともと西尾市のフレーバーコーヒーさんから、松屋式という抽出法を教えていただきました。
コーヒーをいれるには、KONO式、カリタ式、ネルドリップ、プレス式...といろいろな抽出方法があるので、それぞれお好みのいれ方で楽しむのがいちばんだと思いますが、ちょっと興味のある方は、ぜひ松屋式ドリップにもチャレンジしてみてください。
松屋式でコーヒーを抽出すると、とてもすっきりしたきれいな味のコーヒーに仕上がります。
しかも、時間が経っても味が変わりにくく、ほとんど濁りません。
(コーヒーメーカーでいれたコーヒーは、濁るのが割りと早いのです)
上手に抽出できたときのコーヒーは、雑味もなく、豆のうまみや、苦み、香りをはっきりと感じることができるので、コーヒーの味の奥行きをきちんと楽しむことができます。
ブラックでも飲みやすいコーヒーに仕上がるので、ベーグルやデザートの味が引き立ち、おいしい味がふわっと広がります。
コーヒーのハンドドリップは難しそうと思っている方でも、きちんといれるポイントさえおさえれば、松屋式ハンドドリップは比較的に安定したおいしさでいれられる方法じゃないかなと思います。
最初は全くのコーヒー初心者だった私たちでも、松屋式ハンドドリップのおかげで納得いくコーヒーがいれられるようになりました。
フレーバーさんのホームページでは、動画を使ったわかりやすい松屋コーヒーのいれ方が紹介されています。
また、蒲郡市の喫茶スロースさんでは、定期的にコーヒーの教室も開催されていますので、興味のある方はおすすめです。
松屋式ハンドドリップって・・・?
うまみは溶けやすくしぶみは溶けにくいというシンプルな原理に基づいた抽出方法です。
* コーヒーの「うまみ」と「渋み」の性質 *
うまみ |
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しぶみ |
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この性質の違いから考えると、ドリップして始めに出てくるのが「うまみ」、後半から出てくるのが「渋みやえぐみ」です。
それを生かして、前半に出てくる「うまみ」をしっかりと、濃い目に抽出して、あとはお湯で割ってしまおう!というのが松屋式です。
松屋式コーヒーの入れ方の特徴
* コーヒー豆が動かないように、お湯を細く細く注ぎます。
「うまみ」だけを引き出すために、そっと、やさしくお湯を注ぎま
* 蒸らし時間は3分間!この、長い蒸らし時間がおいしさのヒミツです。
コーヒー豆から、味をしっかり引き出すために、中までちゃんとお湯が通るように、コーヒー豆の中にあるガスをしっかりと排出させます。
そのために必要なのが、3分間の蒸らし時間なのです。
* コーヒーがサーバーに人数分の約半分まで出たらストップです。
うまみは溶けやすくしぶみは溶けにくいという性質から、この位でコーヒーのおいしい成分が出つくします。あとに出てくるのは、渋みや、いやな苦味などです。コーヒーのおいしい成分だけ濃く取り出して、あとはお湯でお好みの味になるまでうすめます。
すっきりしたきれいな味のコーヒーの出来上がりです。
KINO 松屋式コーヒーのいれ方(写真つき)
コーヒーを淹れる準備をしましょう。
(今回は、2人分の量で用意します。)
サーバー、ペーパー、ドリップポット、お湯(95度に沸かしたもの)、
コーヒー豆の粉(今回は30g挽いたもの)、豆を蒸らす用のふたになるもの、
スプーン、タイマーを用意します。
コーヒーの粉を、スプーンで中心からペーパーに沿って凹みをつけます。
ここが、コーヒーをおいしく淹れるために一番重要な場面です。
味をしっかり引き出すために、コーヒーの粉全体が中までちゃんとお湯が通るように、
コーヒーの持っているガスをしっかりと排出させなくてはいけません。
そのために、コーヒーの粉全体にお湯(水蒸気)が入り込んでガスを押しだすために、
凹みをつけた中心部分に向かって、お湯をていねいにゆっくり細く、まっすぐ落とします。
コーヒーの粉が膨らんできて、ペーパーの下からコーヒーの原液がぽつぽつと落ちてきたら、
膨らんできた、気持ち粉がまだ乾いているところの外側をゆっくり、
ていねいに細く、ぐるぐる落としていきます。
コーヒーの粉全体に、お湯がしみわたったら、お湯をさすのをやめます。
ふっくらしているところに、
ふたをして蒸らします。 やかんのふたを開けて、お湯を冷ましましょう。
お湯の温度を下げると、えぐみが出にくくなり、まろやかな味のコーヒーになります。
3分待ちます。
最初の温度より10度ほど下げます。
じゅわわ〜
均一に平らにコーヒーの粉が蒸れていたら、上出来です。
ドリップしていきます。
最初は太めのお湯をさささーと中心部分を避けて、まわりにぐるぐると
お湯をまわしかけていきます。
水位をあげてからドリップしないと、酸味が出たりえぐみがでやすくなるので、
コーヒー豆をお湯でひたひたにしましょう。
ぐるぐる。
写真のように、じゅわ〜と少し白く気泡が出てきたら
コーヒー豆がお湯でひたひたになったという合図です。
ここからは、お湯を細くして、ゆっくり中心に向かってぐるぐる落としていきます。
まん中はていねいにお湯を落としましょう。
ぐるぐる。
繰り返します。
200mlまでコーヒー液を抽出できたら、お湯を落とすのをやめます。
コップなどで受けてさっとサーバーからはずしましょう。
コーヒー液に、同量の温めたお湯を注ぎ、割ります。
今回の場合だと、コーヒー液200ml、お湯200mlで全部で400mlになります。
割った後は、むらにならないようにスプーンやマドラーでぐるぐるまぜます。
カップに注いで、できあがりです。